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ジャスパーウェア

ジャスパーウェア

ジャスパーウェアには種類を分ると二つに分けられます。ディップドカラーは胎土に色素を含ませずに、外面を青や緑などの色で覆ったものです。二色のものもあり、またごくまれには色を含ませた胎土に別の色を被せたものもあります。

ソリッドカラーは、胎土に色素を含ませたものです。現在のジャスパーウェアはこちらのソリッドカラーが主流を占めています。

ジャスパーウェアはウエッジウッドが発売した後はすぐに大好評となって、マイセンといった著名陶磁器メーカーもさかんに模倣品を製作しました。日本では明治以降作られています。

ウエッジウッドを代表するジャスパーウェア

装飾技法

レリーフ・・・ジャスパーウェアの装飾では、レリーフ(貼花)が一般的です。ギリシア・ローマのモティーフ(神やニンフ、パルメット文、ロータス文、アカンサス文、ローレル文など)が多くなっていますが、古代エジプトのモティーフや中国風のモティーフもあります。人物、動物、鳥、王族や著名人の胸像や建造物、紋章、文字、風景、キャラクターといったそれ以外のものもあります。レリーフは本体とは別の色のものを貼って、二色が使われることもあります。

  • 型打ち、浮彫り・・・アカンサス文といったものが型打ちされることもあります。また文字が浮彫りで施されることが多くあります。
  • 金彩(きんだみ)・・・まれに金が施されることがあります。その場合にはブラックを貴重にしたものに多く見られます。
  • スグラフィート・・・カットグラスのように、表面をグラインダーで削って模様付けしたもの。ディップドカラーのものに施されるものがほとんどで、胎土の色が現れて美しい模様になりますが、作られている作品は少なくなっています。
  • 練上 (ねりあげ)・・・二色以上の胎土を練り混ぜて模様を作る技法で、数も少なくなっています。
  • 釉薬(うわぐすり)・・・1960年代まで、耐水性や対油脂性が必要なものに、内面に限って釉薬をかけたものが多くありました。現在では釉薬は使われていません。

  • ペールブルー・・・明るい青です。ジャスパーを代表する色になっていて「ウェッジウッド・ブルー」とも言われています。一般的にも色の名前として使われるほど有名色です。ディップドカラー、ソリッドカラー共に作られます。現在はソリッドカラーのみになっていますが、色別に見ると生産量が一番多いです。
  • ロイヤルブルー・・・濃い青です。現代ではディップドカラーのみがわずかに作られています。
  • ポートランドブルー・・・くすんだ藍色です。
  • セージグリーン・・・明るい灰緑色です。ペールブルーに次いで生産量が多いのがセージグリーンです。ディップドカラー、ソリッドカラー共に作られます。
  • グリーン・・・濃い草色です。ディップドカラーのみで、現在は作られていません。オリーヴグリーンとも言われています。
  • ティールグリーン・・・青みがかった緑色です。ディップドカラー、ソリッドカラー共に作られていますが、あまり多くありません。
  • トープ・・・茶色です。ソリッドカラーのみで、数は少なくなっています。
  • ライトトープ・・・ごく稀に作られ色です。象牙色に近い黄土色になっています。
  • イエロー・・・薄い黄色です。黒いレリーフが施されることが多くあります。
  • プリムローズ・・・薄い黄色です。中国風デザインのシリーズにしばしば使われることがあります。
  • ケーン・・・ややくすんだ黄色です。ケーン・ウェアの色を引き継いでいます。ディップドカラー、ソリッドカラー共にありますが、非常に数が少なくなっています。
  • テラコッタ・・・煉瓦色です。本当の意味でのテラコッタつまり素焼土器ということではありません。ロッソ・アンティコの色を引き継いだで、ソリッドカラーのみです。1950年代後半にたくさん作られました。
  • ライラック・・・藤色です。古くからある色で、ディップドカラー、ソリッドカラー共にあります。生産量は多くありません。
  • クリムゾン・・・濃いえんじ色です。ほんの一時期にしか作られなかったので、見る機会は少なくなっています。ディップドカラーのみになっています。
  • ブラック・・・黒です。ディップドカラー、ソリッドカラー共にあります。ソリッドカラーのものはブラックバサルトと間違えられやすくなっています。
  • グレー・・・灰色です。ディップドカラー、ソリッドカラー共にありますがその数は少なくなっています。ソリッドのものは1980年代に作られています。
  • ホワイト・・・ややくすんだ白です。ソリッドカラーのみです。本体がこの色のものは少なくなっていますが、逆にレリーフ(装飾)としては、一番普通に使われています。
  • ワインカラー・・・最近、クリムゾンをソリッドカラーで復元させた色になっています。

ポートランドの壺

西暦25年頃に古代ローマで作られたカメオ・ガラスの作品がポートランドの壺です。古代ローマで作られたローマンガラスの最高傑作とも言われていて、この作品はイギリスの外交官によって18世紀にイタリアからイギリスに持ち込まれました。芸術品収集家の間でとても注目を浴びていた作品でした。これをモデルにしてジョサイア・ウェッジウッドがジャスパーウェアで1790年に作製したのが特に有名です。このポートランドの壺は、2つの持ち手がついた壺の表面に、座ってくつろぐ人々が描かれています。

1786年に、ジョサイアはポートランドの壺をその当時の所有していたポートランド公爵夫人より壷を借り受けます。そしてジャスパーを使用して完璧ななレプリカを作り上げようと思い立って制作に励むことになりました。

ジョサイアは、なんども実験を繰り返し焼成時の装飾部分と壺本体の収縮率の差の調整、それにガラスの質感の再現に大変苦労を重ねましたが、4年の歳月をかけて濃紺地に白いレリーフが浮かぶ見事な初版のレプリカを完成させました。レプリカが完成した後に、招待客だけを招いたポートランドの壺をお披露目する展示会をロンドンのショールームで開きジョサイアの名声はさらに高まることになりました。

ジョサイアが制作した初版のポートランドの壺は大英博物館に展示されていますが、大英博物館に所蔵されていた古代ローマングラスの「ポートランドの壺」は何者かに破壊されたことがありました。ウエッジウッドの「ポートランドの壺」があったので修復することができた。と言われるほど、ジョサイアによって精巧に作られた作品です。

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